
RaidLight の Bottle Raidは、見ての通りのストロー付きウォーターボトルです。そのほかに説明することがないくらいシンプルなものですが(笑)、実際のレースにおいてはとても便利なアイテムです。
※編集部注: 本稿は桑原慶さんの談話をもとに、編集部が文章化しています。
ランニングの水分補給のスタイルをざっくりとまとめると、ハイドレーションパックがあり、ウォーターボトルがあり、さらにボトルの中には、ハンドヘルドのものもあれば、以前に紹介した Simple Hydration の「手に持たない、ウェストに引っかけるだけ」という選択肢もあります。
それらのスタイルのなかで、給水時のアクションが最小限で済むアイテムは何か? 僕は、この Bottle Raid がいまのところ、ひとつの終着点じゃないかと思います。
これをザックの前面のポケットに入れておけば、給水時のアクションは、口をストローに持って行くだけ。煩わしさはほとんどありません。
ストロー付のボトルがほかにないわけではないのですが、 Bottle Raid はストローの長さや角度の付け方が絶妙で、とりわけ使いやすいですね。慣れてくれば手でボトル本体をを押さえる事すらせずに、顔の向きをちょっとずらすだけで水分補給できます。
ハイドレーションパックも水を飲むのに必要なアクションは少ない方ですが、それでもチューブを外したり戻したりっていう動きが出てきますし、チューブがブラブラするのが煩わしく感じたりもします。ハンドヘルドのボトルは、手の自由が奪われてしまいますよね。腰に引っかける Simple Hydration もとても使いやすいものですが、1個あたり350mlの容量なので、2つ持っても700ml。長めのレースだと足りなくなってしまいます。
Bottle Raid は細長いので小さめに見えますが、これで750mlも入ります。2本挿せば1.5Lですから、ハイドレーションパックと同じだけの水分が確保できる。ハセツネの様な水の補給ができる箇所が少ないレースではこの容量は大きなアドバンテージになります。ボトルなので補充がしやすいのもいい。
2本使うのであれば、一方を水にして、もう一方を電解質やクエン酸等のドリンクにする、なんてこともできますよね。
トレイルランニングはただでさえつらいし、走行に集中するためにも、ほかに発生する動作の煩わしさはなるべく減らしたい。そういう意味で Bottle Raid はお薦めできるアイテムです。僕自身も、長いレースではいまのところこれをチョイスしています。
- 製品名
- Bottle Raid
- メーカー
- Raidlight
- 価格
- ¥1,680
- 購入
- Run boys! Run girls! ほか